森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル

相棒season24第13話「信用できない語手」

浦は、いったい何を考えているのか。

それは浦自身にも分かっていないのではと、右京は言いました。

 

浦神鹿、その名前も彼を引き取った養父が付けたもので、その前の本名は分からない・・・・

その本当の親たちは、宗教がらみの共同体みたいなところに住んでいて、火事で死んでしまい生き残ったのが彼だけだった。

そして養父の家も義理の兄・姉・庭師も火事で死んでしまっていた。

そして世界を流浪している浦が帰って来るたびに、友人たちの家が火事になり親たちが死んでいた・・・・・

 

なるほど。

殺害方法はワンパターンなのね。

って、「なるほど」と感心するところ、間違えてるか、私。

これは確かに、視聴者はまとまって、神の如く登場人物を集中的に見ているので分かりやすくなっているわけで、ワンパターン犯罪でも、場所が県を挟んでいたり、年月の間が不定期に空いていたりすると、真実は分からないってことはリアルではありそうですよね。

 

だから神鹿の友人たちは、彼の言葉を信じて安心していたのかもしれません。

 

たぶん私はこういう話が好きです。浦の静かな語り方は非常に魅力的だし、のらりくらりとかわす会話も、たぶん目の前に居る人を苛立たせるには充分でありながら、卒がない。

彼のラストシーンは、美しかったです。

以前の時も、冬の木立の中を木々を見上げながら歩く姿は綺麗な映像でした。

ただ今の彼が分からなさすぎる・・・・。

 

彼はいったい何をしたいの?

彼はタダ、悪についての小説を完成させたいだけなのかしら。

だけど今、ここを読んでいたら「そうか、そうか」と言う気持ちになりました。

→ テレ朝POST » 『相棒』ファンお待ちかね!シリーズ最大級の強烈インパクトをもたらしたキャラクターが登場

 

20世紀少年」のトモダチと同じ理由だったのかも。

これと同じことを、浦が登場してきたseason23最終回スペシャルでも書いていました。

 

 

nanatakasou.hatenablog.com

nanatakasou.hatenablog.com

その内容は、読み直してみると、なんだか今にぴったり。

 

お話の中に

「彼は政界のフィクサーから、タダの逃亡犯に落ちた。」みたいなセリフがあったじゃないですか。でもそれは失敗やうっかりとかそうなったのではなく、彼自らが望んでそうなったのですよね。

 

 

 

私が思うには、彼は自分の子供時代からずっと犯してきた犯罪が、誰にも分らずに、犯罪的には上手くいっていると言うわけですが、彼自身はそれがつまらなくなってきていたのだと思うんです。

自慢したかったのですよ。

優秀な友達に「凄いね。」と言ってもらいたいのですよ、きっと。

 

寂しい子供だったのかもしれませんね。

次に彼が登場してくるときが楽しみです。

 

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